そろそろ建前なので基礎に土台を敷く前準備の墨付けをしました。
土台(木材)の幅より基礎の幅の方が広いので土台を敷く時に真っ直ぐ、そして直角に敷けるように目印を付けます。
この時に墨壺を使って墨の付いた糸を引っ張り糸を指で弾いて墨を打ちます。
簡単な作業にみえますがコレが結構難しいようで、真っ直ぐ墨を打てるようになるには経験が必要だそうです。
この墨打ちをしているのを見ると職人仕事やなぁーって思う瞬間です。それにきっと大昔から墨付けのやり方は変わってないはず。
すこーし調べてみると墨壺に似たようなものは古代エジプトでピラミッドを造った時にはあったそう。そして日本では法隆寺を建設した時に墨壺を使ったのが一番古い記録だそうです。
法隆寺って現存する世界最古の木造建築物群で607年に建設されてるんですが、えっと、大昔と言うか果てし無さ過ぎですね。
レーザーだのハイテクなものがなんでもある現代で、墨壺のデザインは変化しているけどまだ現役で使用されていて、それを使う仕事をやっていると思うと、歴史を引き継いでいる感じがしていつも以上に誇らしく見えました。