代表の岡田主税が23歳で立ち上げた「オカダハウジング」。
創業から20年以上、お客様・不動産会社さん・設備業者さん・大工さんなど様々な方と関わりながら多くの住宅建築に携わってきました。その始まりは決して順風満帆ではありませんでしたが、仕事を通して様々な気づきがあり一人ひとりのお客様に寄り添う、現在のスタイルを確立していきました。「それぞれの人生を輝かせるお手伝いをしたい」という岡田の想い、そして住宅作家の家づくりの考え方がここに詰まっています。
弟子時代〜創業期
幼い頃から実家の牛乳屋の手伝いをし、商売に触れてきたせいか、ヤンチャな少年時代を送りながらも将来は自分で「起業するぞ」という意思をもっていました。16歳で縁をいただいてバイトに入ったのが工務店でした。仕事ぶりを認められ、親方から「大工やってみんか?」と言っていただき弟子入り。その当時はプレカットもほとんどなく、手刻みで梁や柱の加工をしたり、大工のいろはを学びました。親方が「黒いものでも白!」といえば白という厳しい弟子時代でしたが、それを経たことは大きな経験です。
創業当時は仕事がなく、片っ端から建築会社に売り込みに行きましたが仕事はもらえず、「最後の手段」と、チラシに小さく『なんでもお手伝いします』と掲載したところ、ありがたく1本の電話を頂けました。1日仕事で8千円。仕事を手伝ってもらった先輩と半分こしたのが一番最初の請け負い仕事でした。
それから数多く住宅会社の仕事を経験させていただきました。地元ビルダーさんから大手ハウスメーカー、また、建築家さんともご一緒したり。ここで、それぞれの家づくりの考え方やスタンスを学ばせて頂きました。様々な方と関わり仕事させていただく中で、良いところや業界の慣習として疑問に思う部分も見えてきて、「自分だったらこうしたい」という答えが明確になってきました。それが今の「住宅作家」の仕事の考え方をかたちづくっています。
「住宅作家」のスタイル
地元ビルダーで住宅のコーディネートをしていた妻・紀子と出会い、2007年頃より自社大工・自社設計の家づくりに取り組み始めました。設計と施工が一体となることでお客様と一番近い距離でお客様目線の家づくりができます。どのような過程でも即座にお客様の想いをくみ取り、現場に反映できるスタイルです。 一人一人とじっくり向き合うため年間何十棟も建てることは難しいですが、常にお客様のことを考え、希望のかたちをともに追求していきます。
「家づくりは結婚と同じ」。この言葉は出会うお客様、みなさんにお伝えしています。注文住宅は目の前にある既成の商品を買うわけではないので、完成した時に自分たちの思い描いた家ができるかどうかわかりません。結婚も同じだと思います。これからパートナーになる人が人生を終えるまで一緒にいられるかなんてわからない。 お互いの信頼関係があるから、結婚生活が続くのだと思います。「名前が売れているから、安かったから」だけではどこかでつまずいてしまう可能性があります。住宅は工業製品とは違い、現場で何人もの人の手でゼロからつくり上げていくものです。人それぞれ感性や価値観が違うので「この人なら安心して任せられる!」と思える信頼関係が一番大切で、それは何年経っても「建ててよかった」と思える家づくりとなるのです。
めんどくさい家づくりにこだわる理由
理由は2つあります。まず1つ目。全員が職人気質すぎて手を抜けないのです。工事の途中でも「こっちの方がよくなるのでは?」と思ったら自分たちの心が、そうせざるを得ない。常にとことんまで追い求めてしまう職人気質なのです。いいものは本気の人にしかつくれない。一棟の仕事にはつくり手のこだわりが詰め込まれています。
二つ目。それは、絶対価値の追求です。何かと比較して上か下かではなく、「お客様のためだけに唯一無二の絶対的な価値を提供したい」と考えています。住宅作家のお客様は誰一人同じではありません。それぞれ独自に叶えたいことやライフスタイルがあります。それに一つ一つ丁寧にお答えすることが住宅作家の喜びでもありこだわりです。
家づくりを通して伝えたいこと
家を建てたりリフォームをする会社ですが、一番の目的はお客様の人生を豊かにすることです。家づくりはもう一度自分の将来や家族のあり方、自分たちらしさを再発見できる良い機会だと思っています。家族の数だけ幸せのカタチが違います。私たちにしかできない事で一度しかない人生を自分らしく豊かにするお手伝いをしたいと考えています。大げさかもしれませんが、心が豊かな人が増えると優しさの輪が広がり少しでも社会貢献につながるのではないかと思っています。目に見えないモノや形のないモノこそ大切にしていきたいと考えます。