―壁から浮かせてつくる、ダイニングという“空間”のかたち―
1|構想:ファミレスじゃ終わらせない
「ファミレスのボックス席みたいな、囲まれた感じで落ち着ける場所にしたいんです」
そんなお施主さんの一言から、今回のダイニングづくりが始まりました。
自宅が完成したら仲間を呼んでお酒を飲みながらワイワイできる囲われた空間が欲しいようです。
せっかくなら、ただ既製品を置いたり、造作のテーブルを造って椅子をぽーんと置くだけじゃない、“住宅作家らしい”答えを出したい。
思いついたのは、壁からテーブルとベンチを“浮かせて”取り付けるという構想。
それにすると、かっこよさもあるが機能面でも座る時に椅子やテーブルの脚が邪魔にならず座りやすいのでは?掃除もしやすいのでは?などと考えてみた。
スケッチを描きながら、「これ、本当にできるんだろうか…?」とワクワクと不安が入り混じる時間。

2|挑戦:鉄工所×住宅作家のチームワーク
このアイデアを形にするため、鉄工所の職人さんと伊藤大工と一緒に構造を考えました。
壁にしっかりと埋め込まれたL字とT字の鉄骨。その強度と美しさを両立させながら、ベンチとテーブルを支える仕組みです。
「やったことないからこそ、やってみたい」
そんな想いで挑んだ設置工事は、現場もいい緊張感と笑いに包まれて進行。




3|構造美:ただの家具じゃない“骨格”
現場に取り付けられた黒皮の鉄骨。まだ天板がついていない状態でも、そのたたずまいがかっこいい。
まるでダイニングそのものが、空間に組み込まれた“構造の一部”のよう。
「家具」というより「建築要素」に近い、新しい提案になりました。



4|これから:天板を迎える仕上げの時
これから木の天板を取り付けて、いよいよ完成へと向かいます。
かっこいい鉄骨に、温かみのある木の天板がつく事でこのお家だけにしかないダイニグ空間が完成します。
早くここでオーナー様と仲間の皆んなでごはんを食べて、くつろいでいる姿が見たい…!
5|お知らせ:ただの家づくりじゃもの足りない方へ
「住宅作家」では、お施主さんと一緒に考える、ちょっとひとクセある家づくりをしています。
構造からデザインまで、暮らしに“もう一歩”踏み込んだ提案が得意です。
📩ご相談・見学ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください!
こちらのお家は8月に見学会を予定しておりますので気になる方は是非お越しくださいませ。
6|おまけ
鉄工所で完成したばかりの鉄骨。この後塗装して現場に搬入、取り付け。
これはこれでメタルの幾何学模様で近未来っぽくてかっこいい。


