最近HPもリニューアルされ、いい加減住宅作家もやってる感を出さないとという事でインスタグラムも前よりは更新を頑張っております。今のところは自分の中で強化月間として2日に1回は何かしら投稿しようとやっています。UPする写真はだいたい前の日くらいまでに仕込んでおくのですが、そろそろそのストックも補充しないといけないなと思い、過去PICをあさっておりました。そしたら素敵な写真が色々出てきて、これはblogにあげないと!!と思い立って今blogしてます。

こちらのお家は2013年に完成したお家です。今と変わらずとてもコダワって造った素敵なお家で(自分で言うな!)懐かしというよりかは、初心に戻った気持ちになりました。写真を見ただけでも手をかけたところや、間取りに悩んだりと色々な想いが蘇ってきます。

特にキッチンの背面収納を階段と抱き合わせるという斬新なアイディアに至ったあの時の感覚は今でも覚えています。考えたときは本当に大丈夫か?このアイディアを受け入れていただけるのか?とか色々思いました。階段の勾配なりに三角の扉をつけたり、階段からのホコリがなるべくキッチン側に落ちないように、いつもはあまりやらないですが階段に側板をつけ、あえて踏板を側板の内側に納めるとか。手摺りの支柱を階段の勾配に対して直角にしたいとか。作り手のコダワリ満載ですね。

まだ私も若かったし怖いものなしでガンガンに攻める私は、この当時若干業者さんにひかれていた様な気がします。でもこのようにカタチにしてくれるのは職人さんなんですよね。今でも一緒に考えてくれたり、アイディアを出してくれたり、本当に毎回感謝です。

小上がりの和室もこの当時はまだ施工経験も少なく色々悩んだことも覚えてます。ダイニングテーブルのすぐ横に和室を持ってきているので、これも受け入れてもらえるかなー。と不安もありましたがそんなことは心配しただけ無駄なくらい使い勝手の良いポジションでした。

小上がりの高さが床から40センチになのでスノコ状にした奥行の広い上がり框(かまち)がベンチ替わりになって狙って造ったわけではなかったのですが、ダイニングテーブルに座っている人とのコミュニケーションもとっても取りやすくできました。

小上がりの下には引出し収納にしていて、すこーし引き出せば和室に上がるための踏み台にも出来る様になってます。

社長が建築はゴールがなく日々挑戦とよく言ってます。わたし自身も同感です。考えすぎて守りに入ってしまう事もありますが、やはり挑戦してかないと成長しませんよね。現状維持は置いて行かれるだけだなと改めて思います。今から10年後今日のように過去の写真を見返した時、後ろめたい気持ちが一つも無い様に今日からも真摯に家づくりに向き合っていきたいと思います。

また違うお家もこんな感じで紹介できたらと思ってます。ブログでは実際建てて頂いたお家のプラン解説などもやってみようと思っていますのでよろしくお願いします。