家族の趣味をギュッと詰め込んだキャンプができる平屋

今回は新しいお家に引っ越しして約2年、K様ご家族のお話です。
オーナー様が住宅作家にたどり着くまでの経緯やどのような観点で会社選びをしていたか。また、建てている最中に何が一番の思い出だったか、など沢山のお話をいただいきました。
左から岡田主税(住宅作家/社長)、Kさんご夫妻、岡田紀子(住宅作家/設計)
▲左から岡田主税(住宅作家/社長)、Kさんご夫妻、岡田紀子(住宅作家/設計)

とにかく荷物が多く、多趣味なK様ご夫妻。家づくりに関しては、しっかりリサーチして安全性・快適性・子育てのしやすさなど機能面で満足のいく家を建てたい、と願い2年前に庭でキャンプのできる平屋を建てました。

ご主人様:
まずはどんな建築会社があって、どんな家づくりをしているかひと通り自分なりに調べてから決めたかったので、ひたすら地元のお家紹介のテレビやYouTubeを見て研究をしました。

奥様:
私は「住宅作家」さんを含め、何社か気になる会社に目星をつけていました。

ご主人様:
奥さんは見た目のデザインや雰囲気、使い勝手などで、どこの会社がいいと言っていましたが、僕は性能や構造など奥さんの苦手な分野についても調べたり勉強をしました。

奥様:
家を建てるにあたっては、災害に強くできるだけ安心して長く暮らすことができること。そして家事や育児のしやすい家にしたいと二人で話し合っていました。

お二人の中で家づくりの輪郭が見えてきた頃、ちょうどテレビで「住宅作家」を見かけたそうです。

ご主人様:
その後、問い合わせをさせていただき、見学会で社長や大工さんと話ができたのがとても良かったです。家づくりに対し、手仕事へのこだわりがすごく感じられ、僕にまっすぐな気持ちで話してくれました。裏表のない人で信頼できるな、と。とにかく家づくりに対する想いに惚れ込みました。

奥様:
社長がただ家をつくっているのではなく、住む人・家族の人生を幸せにしたいという言葉を聞いて、自分の仕事観と似ている部分を感じ、共感するなと思ったんです。打ち合わせも毎回、とても楽しかったです。

友人や甥っ子、家族が遊びに来ても楽しんでもらえるように、LDKにたくさんのこだわりを詰め込みました。お客さんが家に入ってすぐ正面にあるガラス入りのリビングドアや好きなインテリアを飾る壁、リビングに入ってきた時に最も目立つキッチン背面収納や飾り棚は特にこだわりました。

ご主人様:
家づくりの思い出の中で特に印象的だったのは、大工さんと現場であーだこーだ言いながら打ち合わせをしたキッチンの飾り棚や玄関のベンチです。大工さんが棚の長さや角度がわかるように、その辺りにあった板でサンプルをつくってくれ、どのようなものにするのか決めました。

奥様:
リビングのうんていの感覚や高さも大工さんがサンプルをつくってくれて、打ち合わせをしました。私がやりたかった、家事室に入るところの垂れ壁のRサンプルも何パターンもつくってくれて、本当にありがたかったです。

キッチンカウンターとダイニングテーブルが違和感なくつながり、空間に広がりをみせる
▲キッチンカウンターとダイニングテーブルが違和感なくつながり、空間に広がりをみせる

ご主人様:
一つ一つ、いっぱい悩んで決めたところを見て、その当時のことを思い出すのも楽しいです。あと、ここは声を大にして言いたいのですが、キッチンカウンターの天板に足場板をつくったのですが、初めは厚さ30mmで仮置きしていたんです。それを見た社長が「あと2mm削る!」と。2mm削って28mmが一番ベストの厚みだ!と、こだわっていたところにすごく感動しました。この2mmにこだわる大工さんは他にいないと思います。

ご主人様もかなりこだわった隠し部屋をつくったのだとか…。

飾り棚やストッカーの収納棚を備えたまさにオトナの秘密基地
▲飾り棚やストッカーの収納棚を備えたまさにオトナの秘密基地

ご主人:
僕の部屋は全てこだわっています(笑)。キャンプの他に、趣味で盆栽をしたり好きな漫画やフィギュアを飾ったり、ゲームをしたり。好きなことが自分だけの空間でできることが幸せです。入り口をわざと低くして、いかにも物入れっぽくつくってみたり、中二階のようにして自分だけの収納をつくったり。前の家で使っていたカーペットを新居でも使いたかったので、そのカーペットがきっちり敷ける大きさの部屋にしてもらいました。ここでは言い尽くせないほどこだわりました。

奥様:
リビングと夫の隠れ部屋はつながっているので、1つの空間でそれぞれ好きなことができるし、自分の時間を楽しみながらも子どもの様子を見たり、家事を手伝ってくれたりもします。

リビングの南側の大きな窓から見えるのは、外に広がるポーチと外部からの目線が気にならないつくりの大きな庭。外空間を充実させたことで、甥っ子や友人が集まる機会も増え、おうち時間が充実したものになりました。

庭からの眺め

ご主人様:
もともとキャンプが好きで、家を建てたら庭でキャンプがしたいという夢があり、それが叶いました。そうすると、ますますキャンプにハマって道具にもこだわりが出てきて、外に別でつくった倉庫がキャンプ道具でいっぱいになりました(笑)。

奥様:
この前は友人家族を呼んで、プール遊びバーベキュー、花火をしたり家族ぐるみで楽しく時間を過ごしました。以前は外出することが多かったのですが、家で過ごす時間が増えましたね。一番の生活の変化は、夫がご飯をつくってくれるようになったことです。

ご主人様:
キャンプ飯専門ですが(笑)。以前はご飯づくりは専門外でほとんどつくったことはありませんでしたが、今では家族に振る舞うこともあります。

奥様:
家でお酒を飲むことも増えたね。

家族の趣味をギュッと詰め込んだキャンプができる平屋

終始、楽しそうにお二人の暮らしを語ってくれました。これからはもっと家の中を自分たちの好きなもので飾ったり、外の物置を増やしてさらにキャンプ道具を収納できるようにしたいとのこと。自分たちらしく、とことん家時間を楽しんでいるご家族でした。