先日現場にいってみると階段手摺がとりつけられていました。
このデザインの階段も初めての試みでできた時も感動したのですが、手摺りがつくとさらに感激しました。

階段を取り付けた時のお話はコチラ↓↓↓
こんな階段見たことなーい!! – 住宅作家 (jutakusakka.jp)

鉄工所さんとの打ち合わせの段階からあれやこれやと細かく打合せをし、私が一番こだわりたかったのは階段部分の手摺りとロフトにあがった腰壁につく手摺りの交わるところの高さを合わせて一筆書きのように見せることです。

通常は階段の手すりと2階(ロフト)に上がったところの手摺りは安全性も考えると手摺りの高さが違うのが普通なので手摺りが交わる部分にはどうしても段差ができてしまうのが一般的です。

ですが今回はロフトで天井高も低いのでロフトの腰壁の手摺りの高さを低めにして、階段手摺と腰壁の手摺りの高さをそろえてかっこよく見せたい!!というこだわりを叶えてみました。

それともう一つ、階段の一段目を浮かしているので折角なら手摺りも床から取付ず階段の一段目から取付て技ありの階段に仕上げました。

とここまではデザインについてなのですが、鉄工所さんのコダワリがすごかったんです。手摺りって当然長いものなので何個かのパーツに分けて作って現場で取付しないといけません。そのパーツとパーツのジョイント部分のビスがめちゃくちゃ小さくてシンプルなことに驚嘆しました。ジョイント部分がどこかわからない程シンプルな見た目になっています。

ジョイント部分をよーくみると六角の金物でとめてくれてます。痺れますね。ここまで職人さんもこだわってくれてるなんて!!本当に魂を感じます。ありがたいです。

それに塗装が、職人さんのオリジナル塗装なんです。マットで質感を感じさせる仕上がりなんです。職人さん自身で塗装をしているそうです。

実は雅iron-worksさんに階段をお願いしたのは初めてで、去年までは高瀬鉄工さんでした。高瀬さんがお仕事をご優待されるという事で高瀬さんに紹介して頂きました。高瀬さんは建築にも大変詳しくいつもおんぶにだっこで教えてももらう事ばかりで、尚且つデザインも最高に美しく腕のよい職人さんでした。

その高瀬さんが紹介してくれただけあって越智さんも最高の職人さんです。こんな素晴らしい職人さん達とお仕事ができる事が楽しくて仕方ないです。これもみんなでつくり上げる家づくりの醍醐味なのかもしれないですね。