延べ床面積23坪のプライベートな中庭をもつコートハウスの間取り編をご紹介します。
子育てももう時期ひと段落する頃でそれぞれが自立した後を考えたご家族様のミニマルなお家です。

プライベートなテラス

一番の特徴はコートハウス型です。外部からは見えない中庭(ここではテラス)を設置しています。

どこかへ出かけるというより外に出て日光浴や外の空気に触れることがお好きなようで、周りの目を気にすることなく自分の時間で外の空気を感じたいということと、またワンちゃんも安心して外で遊べるようにコートハウスにしたいとご要望がありました。ここで手軽にBBQやヨガなども楽しむそうです。

外から見ると窓も少なく閉塞的ですが、逆に中はとっても解放的です。テラス部分は高い壁に囲まれていますがばっちり光が差し込み明るい室内です。

テラスは玄関から土間続きでリビングともつながっています。玄関ドアを開けると正面のフィックスのまどからテラスが見え、尚且つ土間が奥まで伸びているので奥行き感と抜け感があります。設計側からしても、ミニマルな住宅をいかに広く見せるか工夫したところです。

開放的になりすぎない工夫と2WAY動線

また通常は天井までの壁にするところを腰壁+格子にしたので広さも感じインテリアの良いスパイスにもなっています。腰壁だけだと見通しが良すぎてどこかソワソワしてしまいますが、格子をつけるだけで落ち着ますよね。

玄関も2way動線になっており買い物して帰ってすぐキッチンに抜けれる動線も確保しています。格子の壁の土間側には造作の玄関収納を設置していて鍵などの小物置き場としても便利です。

土間にあるスタディースペース

こちらのお家でもう一つ面白いところは、土間にあるスタディースペースです。今までのケースだとリビングなどにとることが多かったですが今回は初めて土間につくりました。こちらもお客様リクエストです。お子さんが帰ってきて靴を脱ぐ前に学校のかばんや部活の荷物などを片付けてほしかったそうです。

確かにウチの子供たちも高2を筆頭に3人とも玄関やリビングに学校の道具や砂埃まみれの部活の道具がドカドカ置いています。靴を脱ぐ前に土間の収納に片付けれるなら床のが汚れないですね。そしてそこで宿題もできる。ナイスアイディア!

中庭に面している明るいスタディースペースなので子供たちが巣立っても自分の趣味を楽しむ場所にも使えそうですし、気分転換にコーヒーでもゆっくり飲むのも気持ち良さそうですね。

というわけで今回はミニマルに暮らすコートハウスの設計編をご紹介しました。次回はこちらのお家の水回りや収納編をご紹介したいと思います。

ミニマルに暮らすコートハウス(水回りと収納編) – 住宅作家 (jutakusakka.jp)

個別相談やお家の見学などお気軽にお問合せ下さい。
お問合せ・資料請求 – 住宅作家 (jutakusakka.jp)